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毎月入金のために来店される若い男性のお客さまがいらっしゃいました。
正しく言えば、お客ではありません。
友達の代理として入金にいらっしゃるのですから。
入金明細書に署名をいただきますが、
いつもかなり乱雑なので不明瞭です。
しかし、彼は女子社員の中では注目の的。
なぜならその容貌はまさにイケメン。
おそらくホストなのでしょう。
背も高くスーツがよく似合っています。
入金する際も財布でなくマネークリップを使い
キザではありますが、かっこいいのです。
私たちは代理人が入金するときはまず名義貸しを予想します。
この若い男性が消費主金融会社から融資を受けられないため、
名義人の女性が代わりに契約する。
これが名義貸しです。
のちのちのトラブルを防ぐために、
直ちに融資をストップし返済のみのカードにします。
しかし、女子社員の猛烈な反対を受け
融資をストップすることができませんでした。
そうしてしまうと、ホストくんが来店しなくなるのではと
女子社員が思ったようです。
確かに名義貸しという証拠はありません。
鬼の形相でにらみつける女子社員に圧倒され、
そのまま様子を見ることになりました。
ホストくんは容認されたと思ったのでしょう。
次から複数のカードを持ってくるようになりました。
どれも女性名義です。
本人は全員友達で、頼まれただけだといいます。
わが社の女子社員もようやくおかしいと思いはじめました。
結局支払いは少しずつ滞り、最後は行方不明に。
契約者の女性たちに電話し、窓口まで来店していただきました。
みんなで痴話げんかが始まりかなり疲れました。
ホストくんは今でも女子社員の格好の話題のネタです。
なんせ計600万円のおこづかいを彼はゲットしたのですから。
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