動物好きで借金

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動物好きで借金

無類の動物好きである私。
子供のころから犬や猫を途切れることなく飼っていました。

そんな私もド肝を抜かれたのが40代の男性Gさまです。
新規の申し込みを受けたのがきっかけで、
担当をさせていただいていました。

新規時の希望金額は20万円。
利用目的はなんとふくろうを買うため。

ふくろうといえば、あの夜ホーホーと泣き首がグルグル回る鳥のこと。
明らかに引いてしまった私の表情を見て、
彼はふくろうの魅力について延々語り始めました。



正しく言えば猛禽類と種類。
目玉が動かせない代わりに、首が270度回転する。

捕食には鶏肉などをあげるつもりだ。
などなど興奮した様子でした。

一般の利用の方は利用目的について言葉を濁しがちです。
「まあ、遊行費だ」
「こづかいとかかな」というのがポピュラーでしょう。

それをGさんは正直に、それも熱くおっしゃってくれたのです。
そのまっすぐな思いに心を打たれ、審査も多少甘くなってしまいました。
しょせん消費者金融の社員も人間です。

融資金額は他社の利用もありましたので、
コンピューター上で極度額10万円。
それを私の采配で30万円まであげました。

Gさんはこれでふくろうが買える、ありがとうと喜んで帰られました。
しかし、数ヵ月後浮かない顔のGさんが再度来店されました。

当社で融資後すぐに飼われたふくろうが死んでしまったそうです。
ペットロスとなったGさんは仕事をする気力がおきず、
当然返済するお金がないと店頭で泣かれてしまいました。

そして後日破産宣告をされたのです。
ふくろうで人生が大きくかわってしまったGさんなのでした。